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木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」 [読]

変わった名前だと思ったら、夫婦の脚本家で、有名らしい。知らなかった。
妻を亡くした義父と、夫を亡くした嫁が一緒に暮らしている。彼らを取り巻く人たちとの交流を通して、人生の哀しみや穏やかに生きることの大切さ、喜びがおかしみと共に綴られる。
しみじみとした味わいで、懐かしい気持ちになる。向田邦子のテレビドラマのようだ。題名の意味も最後の最後に明らかになる。実にうまい。上質な小説だ。

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