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帚木蓬生「天に星 地に花」 [読]

江戸時代中期、九州は久留米地方を舞台にした、大庄屋の次男として生まれた男の物語。
百姓一揆に巻き込まれながら医者として生きる。幼少時代から老齢期までそれぞれ盛り上がりがあって、なかなか面白かった。終わりもいい。
題名は、主人公に大きな影響を与える失脚した家老宅の掛け軸に書かれたもので、そのあと「人に慈愛」と続く。作者の造語だろうか。

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