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宮部みゆき「負の方程式-文庫版ソロモンの偽証6」 [読]

宮部みゆきの感動作「ソロモンの偽証」が文庫化されるにあたり、主人公の中学生藤野涼子の20年後が「負の方程式」として書き下ろされ、最終巻に収録された。
やはり弁護士として活躍していて、懲戒解雇となった私立中学の教師の代理人である。一方、解雇の原因になった事件に関係した、中学生の保護者の相談役に雇われたのは、あの杉村三郎だ。「ペテロの葬列」をはじめ、人のこころの奥の闇に目をこらす男。
二人が協力して事件の真相が明らかになる。どちらの個性も強調されながら、すばらしいコラボの短編になっている。
やはり杉村三郎は探偵になったのだ。新作がまちどおしい。

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