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瀬戸内寂聴「いのち」 [読]

今年読んだ最後の本になった。
御年95歳、「最後の小説かも」とのたまう。先に逝った、河野多惠子と大庭みな子との交流を軸に、自分の半生や手術のことも書かれている。小説、と銘打たれているものの、愛憎混じりあって実際にあったことなのだろうと思わせる。
男と女のこと、若い秘書とのやりとりなど実に若々しい。面白かった。

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