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河内長野野鳥の会探鳥会 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表された。毎偶数月に、これからの探鳥会の案内を載せた会報を送って下さる。
2月3日 天野街道 女人高野と呼ばれる天野山金剛寺から寺ヶ池まで歩く。冬鳥が多く見られ、猛禽類も楽しみ。
3月3日 滝畑ダム 今年はオシドリが久しぶりに多く来ているとのことなのだが、この日まで残っていてくれるだろうか。
4月28日 大阪城公園 夏鳥がやってくる。都会の真ん中が、繁殖地へ向かう彼らの、貴重な中継地になっている。

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映画「ライフ・オブ・パイ」 [観]

動物を載せた船が嵐で沈み、救命ボートで生き残ったのは、少年のパイと虎のリチャードだった。
彼らの信じられない漂流の旅が始まる。天国と地獄の様相を見せる海。生物の神秘。3Dの魅力がとてもよく出ている。どこまでが実写なのだろう。
終幕がいまいちかな。

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天童荒太「歓喜の仔」 [読]

これほどこころを揺さぶられたのは、いつ以来だろう。初めてかもしれない。
知人の借金の保証人になって壊れた家族がある。父親は行方が知れず、母親は寝たきりの植物状態になる。ヤクザの取り立ては残された3人のきょうだいを縛り、高校中退の長男と6年生の次男は覚醒剤の小売り包みを作らされる。
海の向こうの戦火の国でも、占領軍に蹂躙された民族の中に、3人きょうだいと同じ境遇の子どもたちがいる。
今日を生きるしかない彼らがいかにして明日を切り開くか。人を虐げ、だまし、搾取し、犠牲にする人間が滅びることはないのか。
この本が一人でも多くの人の目に止まりますように、読んでもらえますように。こころからそう思う。

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映画「東京家族」 [観]

小津安二郎の「東京物語」は観ていないが、このような映画だったのだろう。
瀬戸内の島で育てた3人の子どもたちが東京に出て暮らしている。老いた両親が様子を見に出てきて、子どもたちの家に泊まる。歓迎はしてくれるものの、何か落ち着かない。
長男は開業医、長女は美容室経営、次男は舞台の大道具係。その末っ子が一番心配だったのだが、取り越し苦労だった。
喜んだのもつかの間、島には父一人で帰ることになり、地域の支えを頼りにそこで生涯を終える覚悟をする。
たったこれだけの話なのに、泣いた。

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久米田池 [鳥]

雪国の方には申し訳ないほど、大阪は穏やかな冬晴れ。
何年ぶりかで思い立ってやってきた、ここは大阪泉州にある府下最大のため池で、カワチブナの養殖が行われている。秋に水が抜かれ、鳥たちが集まる。
池の周囲は3km弱あり、クロツラヘラサギをあしらった柵が囲んでいる。
昨年12月には、その本物の他にコウノトリ、ナベヅルが来ていたらしい。今日はもぬけの殻で、楽しめたのはオオジュリンと木の上でじゃれ合うウグイス2羽ぐらいだった。

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赤城毅「天皇の代理人」 [読]

昭和の初め、日中戦争から太平洋戦争へ突入していった暗黒の時代。
軍部の暴走に抗して戦争回避へ、開戦後は終結へ奔走した男がいた。特命全権大使相当の権限を与えられた彼が活躍する4つの奇譚が綴られる。
支那総領事館公使の変死事件、日独防共協定の阻止、シンガポール防衛機密文書をめぐる三重スパイ、藤村和平工作の密使保護。
悲惨な歴史だが、小説としては実に面白かった。

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スズメが減った [鳥]

スズメがめっきり少なくなってしまった。調査をした訳ではないが、鳥好きの間では皆さんおっしゃるので間違いないだろう。
以前は玄関に注連縄を飾ったとたん稲穂が食べられたものだったが、今年はやっと今日なくなった。残ったまま片付けなければならないのかと心配したが、やれやれだ。
原因はよく分からないが、巣を作る場所が減った、子育てをするための虫などの餌が減った、というようなことが言われる。ただ、当地はいわゆる新興住宅地で開発されてから四半世紀が経つのだが、環境としては特に悪化しているとは思われない。
一つだけ目立った変化があるのは、本来その名の通り水辺の鳥である、イソヒヨドリが進出してきたこと。美しく、きれいな声で鳴くのだが、この鳥はツバメの雛を襲うことが知られている。数年前まで我が家で子育てしていたツバメも来なくなってしまったし、スズメが少なくなったのもコヤツめのせいではなかろうか。

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半藤一利「日本型リーダーはなぜ失敗するのか」 [読]

また総理大臣が替わった。
リトルリーグの陰口に、この程度のチームにはこの程度の監督、この監督にはこの程度の選手。
首相の返り咲きは吉田茂以来ということだが、前回は「放り出した」という印象が強いだけに、しっかり努めてもらいたい。
時宜受けを狙ったような本だが、著者は太平洋戦争時の名将と愚将をあげて、良きリーダーの条件は次の6つだという。う~む。
1.最大の仕事は決断
2.目標を明確に示す
3.危機のとき焦点に立つ
4.情報を正確に伝える
5.成功体験を引っ張らない
6.部下には任務を完遂させる

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映画「レ・ミゼラブル」 [観]

ジャン・バルジャンの物語がミュージカルになってロングランを続けているのだとは知らなかった。そのミュージカルを映画にしたという。
封切りに行ったときは、セリフが歌なのと、ラッセル・クロウが歌うのに違和感があって消化不良だったので、もう一度行った。
宣伝では、歌を事前に録音して口パクで演技するのではなく、撮影時に感情の乗ったまま歌う、ということだったが、よく分かった。2回観て損はしなかった。

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新年は [思]

三日坊主の誓いをするのが習わしだったが、ここ2、3年はそれさえなくなってしまった。
年末寒波で引いてしまった風邪を持ち越したせいもあるのか、いまひとつシャキッとしない正月だ。
うれしいこと、楽しいことの多い一年になりますように。

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