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中村文則「掏摸」 [読]

スリの若者の話だが、ただの犯罪小説でもない。。
天才的(?)なスリが刹那的に生きる中で、かつての自分を思い出させるような子どもに出会う。
何か生きる希望のようなものを見つけるが、組織犯罪のワルに取り込まれて働かされ、明日のない状況に追い込まれる。。
人のものを掏るシーンがとても真に迫っていてゾクゾクする。

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