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鳥見納め [鳥]

大掃除の邪魔にならないように、正しくは「逃げ出して」か、長い散歩をしてきた。
五木寛之の百寺巡礼にも登場した観心寺から、夕映え紅葉の延命寺を、鳥を探しながら回るとちょうど半日のコースになる。
今年は冬鳥が少なく寂しいが、遊水池で思いがけずヒクイナが見られてうれしかった。
他には、
マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、、アオサギ、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、スズメ、キセキレイ、ホオジロ、アオジ(計19種)。

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映画「永遠の0」 [観]

これは先の戦争で特攻隊として死んだ一人の男、彼をめぐる家族の物語。
孫の姉弟がその祖父のことを知りたくて、老いたかつての戦友たちを訪ねる。「臆病者だった」という評判ばかりで挫けそうになったとき、本当の姿を語ってくれる人たちに出会う。
必ず家族のもとに帰ると誓った男、部下を死なせようとしなかった男、そして何よりもゼロ戦の卓越したパイロットだった男。そんな彼が死んでも約束を果たす。涙をこらえきれなかった。
あたかも首相が靖国を参拝し混乱を引き起こす。驕れるものは久しからず。

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木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」 [読]

変わった名前だと思ったら、夫婦の脚本家で、有名らしい。知らなかった。
妻を亡くした義父と、夫を亡くした嫁が一緒に暮らしている。彼らを取り巻く人たちとの交流を通して、人生の哀しみや穏やかに生きることの大切さ、喜びがおかしみと共に綴られる。
しみじみとした味わいで、懐かしい気持ちになる。向田邦子のテレビドラマのようだ。題名の意味も最後の最後に明らかになる。実にうまい。上質な小説だ。

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安藤と高橋 [思]

フィギュアスケートというと、金持ちのスポーツだという偏見があって、あまり興味は無いのだが、今回の全日本選手権は違った。
未婚の母(今はこういう言い方もしないのだろう)としてオリンピック代表に挑戦した安藤美姫と、代表間違いなしといわれてきたのに、思わぬケガが治らないまま出場となった高橋大輔。
どちらも試合自体は残念な結果だったが、安藤は満ち足りた表情を見せてくれたし、失意の高橋が第3代表として発表されたときの会場の大歓声は凄かった。
二人ともこれからもがんばれよ。

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上野誠「天平グレート・ジャーニー」 [読]

天平の遣唐使、平群広成の旅立ちから帰国までを小説にした。
皇帝に会うまでの苦労からはじまって、難破してベトナムまで流され、朝鮮から帰国するまでの波瀾万丈の物語。ミステリアスな部分も織り交ぜてあり、とても面白かった。
司馬遼太郎みたいな説教臭さがなくていい。史料の一覧をつけて欲しかったな。

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映画「ゼロ・グラビティ」 [観]

地球の美しさに感動する。
宇宙ステーションが衛星の破片に衝突して破壊され、生き残った博士が地球に帰還する物語。
演技するのはサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの二人だけで、最後のシーン以外はすべて宇宙空間の出来事が映される。
VFXというのかSFXというのか、どうやって撮影し、編集するのだろう。帰還の場面では探査機「はやぶさ」を思い出し熱くなった。
とにかく素晴らしい。

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夢枕貘他「ドキュメント電王戦」 [読]

春に将棋のプロとコンピュータソフトが団体戦で対局して、棋士側が負け越したのは衝撃だったし、双方の真摯な態度に感動したものだった。
そのときの記録である。出場した棋士、ソフト開発者、立会人、解説者、観戦記者たちの証言が集められている。
プロ同士の対局では、負けを認める「投了」に至る過程で形作りをする美学があるが、これをコンピュータに組み込む作業が必要である、という開発者の言は示唆に富む。そのことが、コンピュータが芸術を理解することにつながり、人工知能への道になるのだろうか。
来春、再度団体戦が行われる。楽しみだ。

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湯郷温泉 [遊]

一泊で湯郷温泉へ行ってきた。
なでしこジャパンの主将宮間あやが所属する岡山湯郷ベルの本拠地だ。あいにく神戸で試合のため出払っていたが、勝ったそうで何よりだ。派手な宣伝でもあるかと思ったが、そうでもなかった。まだまだマイナーか。
鍾乳洞の満奇洞は一見の価値あり。冬枯れの後楽園でタンチョウと花嫁行列を見た。

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映画「47RONIN」 [観]

今日は討ち入りの日だ。忠臣蔵を下敷きに外国人が映画を作るとこうなるんだな。
吉良上野介には妖怪がついていて、赤穂と浅野内匠頭の娘を奪い取る。大石内蔵助が仇討ちを果たすが、同志には「天狗の子」がいた。
外人には日本と中国の違いがわからないのか、わざとそうしているのかは別にしても、結構楽しめた。もったいぶった「利休にたずねよ」よりは面白かった。

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中山七里「切り裂きジャックの告白」 [読]

おどろおどろしい出だしで、止めようかとも思ったが一気に最後まで読んでしまった。
19世紀のイギリスで起きた、未解決の娼婦殺しをまねた事件が発生する。絞殺して内蔵を切り取り、犯行声明を送りつける。
臓器移植問題と絡んで、最初から容疑者が特定されそうなのに最後まで分からない。まあ、とりあえずは身体に心配のない者の勝手な楽しみか。

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ドラマはカタカナが面白い [観]

この秋はすっかりテレビドラマにハマっている。
一番のお気に入りはクロコーチ。次がダンダリンとリーガル・ハイ。ところがこれが同じ時間。どちらかを録画しなければならず、何とかならないものだろうか。
さらにドクターX、安堂ロイド、ミス・パイロット、終わってしまったけど実験刑事トトリ。
他には刑事のまなざし、海の上の診療所、相棒、科捜研の女、八重の桜を見る。
すっかり昔のテレビっ子に戻ってしまった (^^;

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W杯ブラジル大会の組合せ [思]

勝てそうな気がする。でも、負けるかもしれない。
ブラジルやスペインなどが相手だとはなから重苦しい気分になるが、そういう意味ではいい組、ハラハラしがいのある組に入った。
このグループを勝ち抜けないようでは世界は遠い。試合の順番もいい。何が何でも初戦のコートジボワールに勝て。そのためには前半に失点しないこと。
キックオフはこちらの6月15日午前7時、ちょうど日曜日だ。

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映画「キャプテン・フィリップス」 [観]

アメリカの貨物船がソマリア沖で海賊に乗っ取られる。
船長が連れ去られ身代金を要求されるが、米海軍が奪還に向かうという話し。全篇、緊迫感に満ちている。
ただ、映画としての宣伝は船長の勇気と愛という触れ込みだが、アメリカ軍の強大さが際立つ結果になっている。
実話をもとにしているということなので、身代金の要求には屈しない、というプロパガンダ映画になった。

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二上山の秋 [遊]

もう紅葉は終わってしまったのでは、と思いながらも、いい天気に誘われてドライブに行き麓を通った。
奈良の二上山。穏やかな姿で好きな山だが、上まで登ったのはいつのことだったろう。登り口の道の駅はハイカーでいっぱい。
名物のコンニャクを食べて帰った。

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垣根涼介「光秀の定理」 [読]

明智光秀が信長の命で山上の城を攻め落とす。
頂上に向かうには4本の道があり、そのうちの3本は敵が待ちうせ、1本は無抵抗で城まで行ける。2本は敵がいることが分かり、残りは2本。どちらを選ぶべきか、確率は本当に五分と五分なのか。
実に面白かった。
光秀に、博打打ちの坊主と武者修行の浪人という、友達ができる。彼らの目を通して、信長を討つにいたるこころ模様が書かれている。

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服部緑地探鳥会 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会。たまには地元を離れて、知らない所へ行ってみようということになった。
池が五つもある、府下最大の都市公園である。カモ類はヨシガモやオカヨシガモなど9種類が見られたが、小鳥があまり見られなくて残念だった。
それでも穏やかないい天気で、紅葉を楽しみながらのバードウオッチングになった。

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