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河内長野野鳥の会探鳥会2014/04 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表になった。
 *4月19日(土) 大阪城公園
 *5月 4日(日) 海老江干潟
 *6月 1日(日) 金剛山
夏鳥がやってくる。楽しい探鳥会になりますように。

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近藤篤「ボールピープル」 [読]

プロ野球も始まって楽しいが、今年はなんといってもワールドカップ。3か月を切った。また熱狂する日々がやってくる。
これは世界中の人がサッカーボールと一緒に写った写真集。子どもから年寄りまで、実にいい顔で撮られている。ところどころエッセーが挟まっていて、こちらも面白い。
終わりの方に、事故で亡くなった義弟が高校生のころに「10年後の自分へ」書いた手紙が紹介されている。サッカーとは直接関係ないのだが、とてもいい。
「昔をなつかしく思ってまた生きる力をだして下さい。それでは私は今の世界をがんばります。」

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シルエットのレンジャク [鳥]

お隣さんのクロガネモチ(たぶん)にレンジャクがやってきた。
ムクドリが集まって何を騒いでいるのかと見てみれば、トサカが立っている。慌ててカメラを取り出したときには飛び立ってしまった。夕日に向かって逆光。うーん、残念。
先日来、寺ヶ池に来ていた団体だろうか。

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霧島は雪 [遊]

二泊三日で九州へ行ってきた。
初日は島津藩の仙巌園、二日目開聞岳、三日目熊本城を回るツアー。桜島は雨で見られず残念だったが、後はいい天気だった。それでも宿の霧島温泉では21日の朝、雪が降ってうっすら積もってびっくりした。
最終日はバスが故障で動かずどうなることかと思ったが、台車が来て何とか新幹線に間に合った。

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映画「アナと雪の女王」 [観]

ディズニー映画といえばアニメだ。ところが、これはアニメ映画という思い込みが完全にひっくり返る。
人も背景もすべてが立体的に動く、口が滑らかに発音通りに動く。実写のVFX、SFXという技術にも驚くが、こちらも驚異の世界だ。3Dコンピュータ・アニメーションというらしい。
ストーリーは、魔法の力を持つ姉の王女が自分に絶望して隠遁しているのを妹が助けに行く、という愛と勇気の冒険物語の定番だが、実に面白かった。

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寺ヶ池にレンジャク [鳥]

寺ヶ池公園にヒレンジャクが来ていると教えてもらって出かけた。小雨模様ではっきり見られず残念だったが、少なくとも70羽以上の群れでいた。ぽつぽつと黄も混じっている。
駐車場の周りの木の実を目当てにしているらしい。近くの高木に止まって様子を見てから食べに行こうとするのだが、近くで撮ろうと待ち構えるカメラマンの多さが嫌なのだろう、旋回しては戻っていく。もう少し離れてやろうという気にならないのだろうか。
21日に探鳥会があるのだが、それまでいてくれるだろうか。

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宮部みゆき「ペテロの葬列」 [読]

ペテロは、一度はキリストを裏切ったが、それを恥じて戻り共に殺された人という。その人の葬式に参列するのはどのような思いを背負った人間だろう。登場するのはそんな人たちだという意味だろうか。
老人施設帰りの客を乗せた路線バスが乗っ取られ、思わぬ形で事件は終わる。ところが、人質達が犯人に言われた、冗談だと思われたことが実行される。人質達が調べた結果、背景に投資詐欺があったことが明らかになる。
小泉孝太郎が主演したテレビドラマの次作にあたり、俳優達の姿がダブって困ったが、調査を進める中で人間の様々な顔が書かれていて、実に面白い。
事件の全貌が明らかになり、ようやく終わったはずなのに、思いがけないつらい結末を迎える。さりげなく書かれてきた出来事が、重い伏線になっていたことが分かる。易しい言葉でわかりやすく書かれていながら、すごい力量だ。
作者は主人公杉本三郎に深い思い入れがあるのではないか。彼が年齢を重ね、これからも、誰もが抱える人間の善と悪、闇と光を書き続けてくれるような気がする。

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石川探鳥会2014/04 [鳥]

久しぶりに石川探鳥会へ行った。入会を検討されている方から連絡をもらい、直近の探鳥会として紹介したので、気になって出かけた。
参加者から、寺ヶ池にヒレンジャクが100羽ほど来ていると教えていただく。思わずそちらに行きたくなったが、いまさらこちらをやんぺ、というのも気が引ける (^^;
結局、鳥の方はクサシギやイカルチドリなど38種観察、参加者は16人だった。

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ハッピー「福島第一原発収束作業日記 3.11からの700日間」 [読]

明日で大震災から3年が経つ。テレビの番組などで見る限り、復興はほど遠いようだ。
これはフクシマで収束作業にあたっている作業員の方が書かれた本だ。事故発生当時から現場にいて、ツイッターで発信し続けてこられ、その2年分をまとめられた。
これを読むと、政府や東電の発表がいかに空々しく、未だに危機的な状況が続いていることが分かる。国策として進めてきた事業の後始末なのに、国を挙げての事故処理ではなく、公共事業の一つになってしまっているという指摘は鋭く、重い。
Fukushima50と称賛された一人の現場主任クラスの方のように思われるが、このような人たちが廃炉に向けて文字通り命懸けの作業をして下さっている。
ただ、使命感だけではいつまでも続くはずがない。作業に伴う被曝量が基準を超えれば働けなくなる。生活していけなくなる。それは彼らだけの問題ではない。彼らがいなくなれば作業に精通したベテランがいなくなり、収束が遅れ、危機がさらに増すことになる。出口はあるのだろうか。

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映画「ホビット 竜に襲われた王国」 [観]

今読んでいる宮部みゆきの作品に、この映画の原作のことが出てきて驚いた。父親が小学生の娘に添い寝をして「ホビットの冒険」の読み聞かせをする場面が出てくる。子ども向けに書かれた本だったんだ。
スリルとスピードあふれる冒険物語の中に勇気、恐怖、友情、努力、愛、もちろん悪も、あらゆる人間の要素が現される。
前作は「ロード・オブ・ザ・リング」との関連を示す導入編だったので今ひとつだったが、今回はまあまあ面白い。やはり続いてしまうのだが。

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