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いとうせいこう「想像ラジオ」 [読]

無念のうちに死んだ人は魂がこの世に漂ったままなのだろうか。
大震災で亡くなった一人の男が、ラジオのディスクジョッキーになって、被害に遭った人や残された人に語りかけるという物語。
生きている時間をいかに大切にしなければならないかを教えられる。本屋大賞にノミネートされなかったら、読むことはなかったろう。しみじみとした小説だ。

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