「こげらつうしん」2014年10月号 [鳥]
金胎寺山探鳥会 [鳥]
昨日は河内長野野鳥の会のタカ渡り探鳥会へ行った。
富田林市の「かんぽの宿」がある嶽山の谷一つ南にある山。地元の老人会の方が頂上を広場に整備されている。標高は300メートルもないが、40分ほど結構な登り道だ。
ここはタカが渡る北ルートの外れにあたる。長野県の白樺峠から滋賀県、京都府を通る北ルートは、早くも渡りのピークを過ぎたのではないかと言われていたが、ここも残念ながら20羽ほどしか見られなかった。それでも、一度だけサシバが近くから飛び立ち、「キンミー」という鳴き声を3回ほど聞かせてくれたので良しとしよう。
少し物足りないまま、帰り道は石川を通り、ノビタキやイカルチドリを見て終了になった。参加者10人、観察種29種。
富田林市の「かんぽの宿」がある嶽山の谷一つ南にある山。地元の老人会の方が頂上を広場に整備されている。標高は300メートルもないが、40分ほど結構な登り道だ。
ここはタカが渡る北ルートの外れにあたる。長野県の白樺峠から滋賀県、京都府を通る北ルートは、早くも渡りのピークを過ぎたのではないかと言われていたが、ここも残念ながら20羽ほどしか見られなかった。それでも、一度だけサシバが近くから飛び立ち、「キンミー」という鳴き声を3回ほど聞かせてくれたので良しとしよう。
少し物足りないまま、帰り道は石川を通り、ノビタキやイカルチドリを見て終了になった。参加者10人、観察種29種。
映画「猿の惑星 新世紀」 [観]
夕陽丘高校定期演奏会2014 [観]
乙川優三郎「トワイライト・シャッフル」 [読]
房総半島の太平洋に面した小さな漁村。夏にはレジャー客で賑わい、高台には別荘が並ぶ。この街を舞台に繰り広げられる13の短編集。
夫の介護におわれる海女、夫に先立たれたイギリス人の妻、夫が単身赴任の妻、大成できなかったジャズメン、別荘を相続した姪、ガンと闘う女、別れを予感するカップル、難病の弟と暮らす若い女性、二人の男とつきあう女性編集者、夫が蒸発した女、不倫の果てに結婚した夫婦、交通遺児として育ち土建業を始めた男、外資系企業で働くブラジル人の女。
彼らの人生が綴られる。無駄な説明のない簡潔な文章だが、練り上げられた構成で、彼らの哀しみがしみじみと伝わる。
どれもすばらしいが、一番気に入ったのは、土建業の男が自分の家を建てようと決意する、「私のために生まれた街」。新聞の書評で知ったのだが、こうした本に出会って幸運だ。
夫の介護におわれる海女、夫に先立たれたイギリス人の妻、夫が単身赴任の妻、大成できなかったジャズメン、別荘を相続した姪、ガンと闘う女、別れを予感するカップル、難病の弟と暮らす若い女性、二人の男とつきあう女性編集者、夫が蒸発した女、不倫の果てに結婚した夫婦、交通遺児として育ち土建業を始めた男、外資系企業で働くブラジル人の女。
彼らの人生が綴られる。無駄な説明のない簡潔な文章だが、練り上げられた構成で、彼らの哀しみがしみじみと伝わる。
どれもすばらしいが、一番気に入ったのは、土建業の男が自分の家を建てようと決意する、「私のために生まれた街」。新聞の書評で知ったのだが、こうした本に出会って幸運だ。