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「こげらつうしん」2014年10月号 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表された。暑さも過ぎていよいよ鳥見の季節到来だ。

*平成26年10月5日(日)  国城山
   紀ノ川沿いに飛んでいくタカの渡りを楽しむ
*平成26年11月23日(日) 寺ヶ池公園
   河内長野市広報に案内が載り市民の方と一緒にバードウオッチング
*平成26年12月7日(日)  金剛山
   冬鳥を楽しみに、カヤクグリが見られるか

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金胎寺山探鳥会 [鳥]

昨日は河内長野野鳥の会のタカ渡り探鳥会へ行った。
富田林市の「かんぽの宿」がある嶽山の谷一つ南にある山。地元の老人会の方が頂上を広場に整備されている。標高は300メートルもないが、40分ほど結構な登り道だ。
ここはタカが渡る北ルートの外れにあたる。長野県の白樺峠から滋賀県、京都府を通る北ルートは、早くも渡りのピークを過ぎたのではないかと言われていたが、ここも残念ながら20羽ほどしか見られなかった。それでも、一度だけサシバが近くから飛び立ち、「キンミー」という鳴き声を3回ほど聞かせてくれたので良しとしよう。
少し物足りないまま、帰り道は石川を通り、ノビタキやイカルチドリを見て終了になった。参加者10人、観察種29種。

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映画「猿の惑星 新世紀」 [観]

高度の知能を獲得した猿のシーザーが森の奥に逃れ、猿ウイルスに冒されて人類が破滅に向かう前作の続き。
生き残った人間と、文明を築いた猿が再び出会い、争いが始まる。シーザーと、心ある一部の人は共存を願いながら、戦争へと突き進んでいく。恐れ、偏見、怒りが憎しみに変わっていく。現代社会がそのまま映される。ただの娯楽作品に終わらない。きわめて哲学的だ。
俳優が演技した映像のデータをCGにする、パフォーマンス・キャプチャーという技術らしいが、すばらしい。次作が楽しみだ。

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夕陽丘高校定期演奏会2014 [観]

大阪府立夕陽丘高等学校音楽科の第18回定期演奏会が今年もNHK大阪ホールで行われた。
個人やアンサンブルの発表があって、最後は全員による合唱付きの合同演奏だ。今年はウエストサイドストーリー・メドレーだった。合唱団は、映画をイメージしてか、手拍子やボディアクションを加えとても盛り上がった。
客演指揮者は海老原光、若手の有望株らしい。指揮の出来映えなどわかるはずもないが、好漢だ。
合同演奏は、生徒が足りないパートをカバーするために、OBも出演する。アンコールのとき、海老原はパートごとに演奏者を紹介した。それだけでも驚いたが、必ず生徒を先に立たせた。会場は拍手が鳴り止まず、あたたかい音楽会だった。

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乙川優三郎「トワイライト・シャッフル」 [読]

房総半島の太平洋に面した小さな漁村。夏にはレジャー客で賑わい、高台には別荘が並ぶ。この街を舞台に繰り広げられる13の短編集。
夫の介護におわれる海女、夫に先立たれたイギリス人の妻、夫が単身赴任の妻、大成できなかったジャズメン、別荘を相続した姪、ガンと闘う女、別れを予感するカップル、難病の弟と暮らす若い女性、二人の男とつきあう女性編集者、夫が蒸発した女、不倫の果てに結婚した夫婦、交通遺児として育ち土建業を始めた男、外資系企業で働くブラジル人の女。
彼らの人生が綴られる。無駄な説明のない簡潔な文章だが、練り上げられた構成で、彼らの哀しみがしみじみと伝わる。
どれもすばらしいが、一番気に入ったのは、土建業の男が自分の家を建てようと決意する、「私のために生まれた街」。新聞の書評で知ったのだが、こうした本に出会って幸運だ。

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映画「グレート・ビューティー 追憶のローマ」 [観]

今年のアカデミー賞最優秀集外国語映画賞作品ということで観にいったが、さっぱり訳がわからなかった。
若くして有名になった作家が、年老いて書けなくなり、夜ごとローマの街をさまようというもの。
友達は田舎へ帰り、初恋の女性が死んで、再起しようとしたのだったか、あきらめたのだったか・・・。
ハリウッドのドンパチものばかり観ていると、ついていけないなあ。

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伝説は再び [思]

高校野球といえば、簑島と星稜が延長18回を戦った甲子園を思い出す。
休暇で帰省していたのだが、テレビの前から離れられなかった。たしか、28歳の夏だった。こんなことはもうあるまいと思っていたが、伝説はまた生まれた。
高校軟式野球選手権で、中京と崇徳が延長50回を何と4日にわたって戦った。中継で見られなかったのは残念だが、ニュースを待ちわびたのはいつ以来だったろう。
崇徳・石岡と中京・松井の両投手をはじめ選手全員に感謝とお祝いを言いたい。

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