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鎮勝也「君は山口高志を見たか」 [読]

70年代の初め、170cmもないのに、剛速球を投げるピッチャーがいた。オリックスの前身、阪急が日本シリーズ3連覇を果たしたときである。
とにかく四角のイメージが強烈だ。ストレート1本、顔も身体も、投げ方も全部四角。同い年だと思ってきたが一つ上だった。
今のように投手の分業制が確立していない時代、先発に、リリーフにフル回転で酷使され、実働4年で現役を退いたが、今なおタイガースのピッチングコーチとして活躍する。
同僚だった山田や、江夏のような記録には残らない選手だったが、こうした本が出ることは記憶に残る選手だったことが証明されるようでうれしい。

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