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ユッシ・エーズラ・オールスン「特捜部Qー知りすぎたマルコ」 [読]

デンマーク人作家の警察小説。これも池澤夏樹の書評で知った。
アフリカの貧村で監視員が殺されるところから事件が始まる。裏に潜むのは政府開発援助(ODA)を巡る汚職事件だった。それに絡むのが、イタリアからデンマークに移住してきた窃盗団。子どもを犯罪に使う。
マルコはその一人で、汚職事件に伴う犯罪を知るが、強制送還を恐れて警察に接触できない。窃盗団からも追われるマルコの存在を、未解決の重大事件を扱う部署「特捜部Q」が気付く。
主任刑事と二人のアシスタントが個性豊かでとても面白い。シリーズの第6作目だそうで、ぜひ第1作から読みたいと思った。

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