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竹村公太郎「水力発電が日本を救う」 [読]

フクシマが曖昧のまま、原子力発電が復活しようとしている。様々な意見がある中で、少なくとも原発が電気のコストが最も安いという宣伝は嘘だと分かった。
この本は既存のダムによる水力発電が今後のエネルギーの中心になれると訴えている。高度成長期に多大の犠牲を払って建設されたダムは貴重な財産だという。うちの田舎もその一つだ。
ダムは岩盤と一体化して半永久的に壊れない、現在のままでも運用で発電量が大幅に伸びる、既存ダムのかさ上げ工事が比較的容易に済む、その他砂防ダム等の利用による発電の可能性について書かれている。
しかも、石油など天然資源とは違い、日本は水に恵まれ枯渇する心配がない。
著者は元国土交通省河川局長でダム建設一筋に携わってこられた。まさに目を開かれる思いで読んだ。

「こげらつうしん」2017年2月号 [鳥]

そろそろウグイスの初鳴きを聞くころだが、今年は遅いのだろうか。
河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表された。毎偶数月1日に発行される会報「こげらつうしん」の表紙に、向こう2ヶ月の探鳥会の予定が載る。
バードウオッチング体験希望の方、大歓迎!
               *
〇2月 5日(日) 天野街道
    女人高野天野山金剛寺から寺ヶ池まで歩く。毎年、50種以上観察する。
〇3月20日(祝) 寺ヶ池
    河内長野市広報に案内を載せてもらい、市民参加の探鳥会。
〇4月16日(日) 石 川
    河内長野駅から近鉄汐ノ宮まで歩く。午前中で終了。参加費が必要。

恩田陸「蜜蜂と遠雷」 [読]

ピアノコンクールに出場する若者たちの物語。内外の天才少女、天才少年に加え、夢破れ一度は会社勤めを始めた青年の挑戦もある。
音楽もうとくて、出てくる曲名はさっぱり分からないけれど、コンクールの雰囲気や音楽家たちの気持ちがよく分かるように書かれていて、共鳴できる。
作者の力量なのだろう。先日、この作品で直木賞を受賞したのも納得する。

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映画「この世界の片隅に」 [観]

近場で上映館がなく、ようやく観にいった。今年度のキネマ旬報ベストテン第1位の作品。太平洋戦争時、広島に生まれ軍港呉の丘にある家に嫁いだ、絵を描くのが大好きな少女の暮らしを描いたアニメ映画。
大きな事件が起きるわけではない。日々困難になってゆき、空襲から逃げ惑い、肉親を失いケガをする生活が描かれるだけ。ヒロシマは間接的に表現されているだけなのに、家族の大切さと反戦平和の願いがこころにしみる。
冒頭に流れる、フォーク・クルセイダースの名曲「悲しくてやりきれない」でいっぺんに引き込まれた。

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祝祝祝・稀勢の里初優勝 [思]

まさか、うそやろ、えー?、おおおー!!! ついに、とうとう、ようやく、やれやれ。
今場所も結局はダメだろうと思っていた。ここ一番で裏切られ続け、愛想をつかせかけたとき、辛口の北の富士が「私は稀勢の里を横綱にする会の会長だ」と放送中に宣言したので目が覚めて、応援し続けてはいたが・・・。
自分の取り組みが終わって支度部屋で風呂上がりに、白鵬が負けた結果決まるというのも、ある意味でふさわしいのかもしれない。決めてくれた貴ノ岩は、張り手が多くて、あまり好きな力士ではなかったが今日からはファンになるぜ。
明日は自力で何が何でも白鵬に勝て。そうすれば横綱だ。今度こそ決めてくれ。

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荻原浩「ストロベリーライフ」 [読]

新進気鋭の広告マンが、会社から独立して、自分の製作したいものにこだわろうとするが世間は甘くない。
妻子を抱え困っているところに、実家の父親が倒れてしまう。実家は農業だ。とりあえず必要な出荷作業を手伝ううちにのめり込んでいくが、妻子はどうする・・・。
日本農業の実態や可能性も盛り込まれていてなかなか面白い。何より可笑しくて一気に読んだ。

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清酒「河内長野ふくろうの森」 [食]

オリジナル酒を手に入れた。
「河内長野ふくろうの森プロジェクト」のリーダーが、「3年目を迎えて助成金も残額が心細くなりましたので、巣箱の材料代の足しにでもなればとオリジナル酒を作りカンパを募る」ために作られた「べっぴん」。
醸造は創醸享保三年(西暦1718年)地元河内長野市が誇る銘酒蔵(平成28年全国新酒鑑評会金賞受賞)。同社は「ふくろうプロジェクト」の支援企業の1社でもある。
熱燗にして、ベタベタする感じがなくて、とても旨い。稀勢の里の進撃をサカナに1日でなくなってしまった(汗&笑)。

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初鷹や歓声の飛ぶ探鳥会 [鳥]

河内長野野鳥の会の今年最初の探鳥会。大阪南河内の重要な多目的ダム、滝畑ダムを周回するコース。
オシドリが目当てで毎年最初の恒例の探鳥会である。オシドリは7羽ほどが見られたにとどまったが、3日に行われた別の調査のときには1羽も見られなかったらしいので、やれやれだった。
本日はなんといってもタカが見られたこと。クマタカ、オオタカ、ノスリ、ミサゴが出てくれて、初鷹を満喫した。

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河内長野ふくろうの森プロジェクト [鳥]

フクロウの保全活動を通して、森林の整備や里山の再生など自然環境の復元を目指す活動がある。
特定非営利活動法人日本バードレスキュー協会が中心になって進めておられ、河内長野野鳥の会は名前だけのようなもので心苦しいのだが。
その活動が河内長野市役所のエントランスホールで紹介されている。多くの人に知ってもらえるといいな。

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謹賀新年2017 [思]

無職になって初めての正月を迎えた。毎日が日曜日の延長だが、だからこそ自分で区切りを付けて気持ちを切り替えないと。
昨年は「新しい生活に慣れる」なんて言い訳しながら、結局遊んでばかりだった。これでは時間もお金も使っていくだけで終わってしまう。
今年は何か作ることを始めたいな。

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