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宮部みゆき「三鬼 三島屋変調百物語四乃続」 [読]

この人の頭の中は一体どうなっているのだろう。次から次へと新しい物語を生み出して、少しもマンネリにならず、しんみりさせて登場人物を応援したくなる。
今回は江戸時代が舞台。若い娘が商家の一室で、恐ろしい経験を抱えた人が死ぬまでに吐き出したい話を聞く、というもの。
あの世とこの世をつなぐ宿、料理人にとりついた霊、間引きを引き受ける鬼、商家の守り神、の4話からなる。前に3話があるらしい。

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