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鳥類学講座「日本イヌワシの生態とその保全」 [鳥]

昨日は日本バードレスキュー協会、日本野鳥の会兵庫、及び日本野鳥の会大阪支部が共催した講座に行ってきた。
日本のイヌワシは森林でしか暮らせず、冬は葉の落ちた雪山でウサギを捕り、葉の茂る夏はわずかな樹幹の隙間でヘビをを捕って暮らすという。全国で192つがいしか存在せず、一匹狼を見積もっても500羽しかいない絶滅危惧種。
その生態と保全策について、新潟大学で13年間研究を続けておられる、布野隆之さんの講演を聴いた。1日山にこもって、見られるのは一度ということが普通らしい。実際の調査方法を聞いて、気の遠くなる思いがした。
その上で、保全策は1つがいごとに違うという。「ダーウィン」でやっていた、森を切り開くというのは人工林だけに適用できるらしい。実に感銘を受けた。

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