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「こげらつうしん」2017年6月号 [鳥]

夏鳥たちは子育てに忙しい。そーっと覗かせてもらいましょう。
河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表された。毎偶数月1日に発行される会報「こげらつうしん」の表紙に、向こう2ヶ月の探鳥会の予定が載る。
バードウオッチング体験希望の方、大歓迎!
               *
〇6月4日(日) 金剛山
    大阪で一番人気の高い山。ブナ林にさえずりが響き渡る。
〇7月2日(日) 高野街道
    三日市町駅から河内長野まで歩く。午前中で終了。
〇8月6日(日) 室内例会(石ころアート)
    暑い夏は探鳥会はお休み。石に絵を描く。会員さん限定。

新居増築中 [鳥]

ツバメの失敗を尻目に、2階の軒下でコシアカツバメが巣を作り始めた。
昨年子育てした巣の隣り合わせに新しいのを作っている。なんと無駄なことを、と思うのはこちらの勝手で、彼らには彼らの都合があるのだろう。
今月の初め、コシアカが姿を現したとき、スズメが去年の巣を乗っ取ろうとするのを追い払っていたから、そのせいもあるのだろうか。
どのみち、徳利のような巣の中での子育てなので、ツバメのように応援することも楽しむこともできない。

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切ないね [鳥]

我が家のツバメは、予定日は21日だったのだが、繁殖に失敗したようだ。
5月19日、朝起きて見たとき巣にいなかった。朝飯に行ったのかと思っていたのだが、昼間も姿を見せなくなり、それっきりになってしまった。
事情が分からないのだろうか、オスは時々巣の様子を見に来たり、電線に止まって警戒をしている。そして、夜は一羽で巣に止まって寝ている。それが今日で5日目になった。今夜も一羽でいる。
メスが事故に遭ったとは考えにくいし、元々浮気性だから、無精卵と分かって出て行ったのだろう。
そろそろ、卵を取り去って引導を渡してやるべきだろうか。
こちらは順調に成長しているらしい。がんばれよ。

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映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」 [観]

とても辛く切ない映画だった。脚本が素晴らしい。
大好きな海辺の町を離れ、アパートの配管工としてひっそりと暮らす主人公。難病の兄が死ぬところから物語は始まる。
一人残された高校生の甥っ子の後見人となる。二人の暮らしが写される中で、少しずつ過去が明らかになっていく。壊れたこころが癒やされるときが来るよう願わずにはいられない。
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ツバメが巣にいなくなった。事故にあったか、無精卵だったか。残念。

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八つ子だあ [鳥]

半日の散歩コースでエナガの巣立ち雛に出会った。何と8羽もいる ^o^/
寒いのか、巣の中が忘れられないのか、くっつき合っている。ひっきりなしに親がエサを運んでくるが追っつかない。がんばれよ。
サンコウチョウも雄は鳴き声だけだったが、メスは姿も見せてもらった。他にはホトトギスとクロツグミも今シーズン初めて聞いたし、いい一日だった。
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我が家のツバメも順調にきている。予定日は次の日曜日21日だ。
5月16日 親が留守のときに覗いたら6卵だった。
5月 8日 5卵確認、ほとんど巣から離れなくなった。
5月 7日 4卵確認。
5月 6日 3卵確認。
5月 5日 2卵確認、ボンネットに猫の足跡がありヒヤリ。
5月 4日 1卵確認、夜1羽巣にいる。

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映画「追憶」 [観]

監督降旗康男、撮影木村大作となれば何としても観にいかねばなるまい。最後になるかもしれない、ビッグツーの作品である。
親の愛情に恵まれない3人の少年が、岬の食堂の女主人に育てられる。女にはヤクザがまとわりついていて、少年たちは彼女を助けたい。
事件が起こったあと四半世紀を経て再会した3人は、一人は殺され、一人はその捜査に当たる刑事、もう一人は被疑者となる。
感想をひと言で表せば「古い」ということだろうか。高倉健の「鉄道員(ぽっぽや)」のイメージが強く残っているせいかな。

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吉田修一「犯罪小説集」 [読]

題名通り、犯罪人を書いた短編集。
未解決の少女誘拐事件、保険金目当て殺人事件、巨額背任事件、老人集落殺人事件、元プロ野球スターの殺人事件の5編からなる。
この人は悪人を書くのが本当に上手い。罪を犯した者はもちろん、その周りの人間が鮮やかにあぶり出される。実際にあった事件を題材に、想像を膨らませていくのだろうなあ。
もっとも、現在A新聞に連載中のものは今イチだが・・・。

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映画「3月のライオン」 [観]

中学生棋士誕生と騒がれ、公式戦未だ負けなし16連勝の藤井聡太四段で注目を浴びる将棋界。昨秋の「聖の青春」に続いて、その世界を舞台にした青春映画。コミックが原作だという。
交通事故で家族を失い、将棋だけを頼りに生きる子どもが周囲の助けで将棋界の雄として育っていく、というもの。脇役陣の充実で面白かった。
腕前はペーパー四段なのでプロのことは分かるはずはないが、人工知能の急速な進化で、ゲームとしての将棋では人間はもうコンピュータには勝てないだろう。しかし、知力、体力、そして気力を総合したスポーツ、格闘技としての将棋は決して滅びることはないと改めて思った。

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