佐々木譲「警官の酒場」 [読]
トルストイ「戦争と平和」 [読]
永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」 [読]
宮部みゆき「ぼんぼん彩句」 [読]
武田頼政「桜華」 [読]
武田葉月「インタビュー ザ・大関」 [読]
武田淳志・伊藤亜衣「ある行旅死亡人の物語」 [読]
池澤夏樹「また会う日まで」 [読]
クリス・ウィタカー「われら闇より天を見る」 [読]
ジェフ・フレッチャー「SHO-TIME 大谷翔平」 [読]
大谷翔平が野球するのを見ると心が躍る。
2018年に鮮烈なMLBデビューを果たしたものの、二度の手術を経て辛い2シーズンを送った。しかし、昨年と一昨年の活躍で一気にスーパースターになった。
この本は、入団以来、大谷を取材し続けてきた新聞記者が書いた本。本人の様子や関係者の話がふんだんに盛り込まれ、活躍する節目となった試合も綿密に再現されていて、とても面白かった。ひとつだけ、俊足の走塁に関する記述がないのが残念ではあるが。
間もなく今シーズンが始まる。まずはWBCの優勝、そして何かタイトルを取って欲しい。
今年も毎日応援するぞ(テレビの前だけど)。
*
大谷はみんなの孫よ敬老日 多田 敬(2022年9月25日 朝日新聞「俳壇」)
2018年に鮮烈なMLBデビューを果たしたものの、二度の手術を経て辛い2シーズンを送った。しかし、昨年と一昨年の活躍で一気にスーパースターになった。
この本は、入団以来、大谷を取材し続けてきた新聞記者が書いた本。本人の様子や関係者の話がふんだんに盛り込まれ、活躍する節目となった試合も綿密に再現されていて、とても面白かった。ひとつだけ、俊足の走塁に関する記述がないのが残念ではあるが。
間もなく今シーズンが始まる。まずはWBCの優勝、そして何かタイトルを取って欲しい。
今年も毎日応援するぞ(テレビの前だけど)。
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大谷はみんなの孫よ敬老日 多田 敬(2022年9月25日 朝日新聞「俳壇」)
大沢在昌「黒石」 [読]
逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」 [読]
宮部みゆき「子宝船」 [読]
本所深川で暮らす二人の孤児の物語。岡っ引き見習いの北一と、暗い過去を抱える喜多次が事件を解決する「きたきた捕物帖」の第二弾。
今回は赤ちゃんを亡くした親たちの哀しみが引き起こす騒動と、親子3人が殺される事件。人間の妬みがそれらを引き起こしていく過程が、著者のいつもように、丁寧に明かにされていく。
「著者が生涯書き続けたいと願う新シリーズ」という宣伝通り、新しい脇役達も登場し、北一が成長していく楽しみな物語になった。
この人の作品では、探偵の「杉村三郎シリーズ」と、時代物の「三島屋変調百物語シリーズ」も待ち遠しく、そちらはどうなってしまうのだろうと心配したりする。でも、きっとマルチで書いてくれるのだろう。
今回は赤ちゃんを亡くした親たちの哀しみが引き起こす騒動と、親子3人が殺される事件。人間の妬みがそれらを引き起こしていく過程が、著者のいつもように、丁寧に明かにされていく。
「著者が生涯書き続けたいと願う新シリーズ」という宣伝通り、新しい脇役達も登場し、北一が成長していく楽しみな物語になった。
この人の作品では、探偵の「杉村三郎シリーズ」と、時代物の「三島屋変調百物語シリーズ」も待ち遠しく、そちらはどうなってしまうのだろうと心配したりする。でも、きっとマルチで書いてくれるのだろう。
越谷オサム「たんぽぽ球場の決戦」 [読]
柚月裕子「チョウセンアサガオの咲く夏」 [読]
今村翔吾「賽王の楯」 [読]
小泉悠「現代ロシアの軍事戦略」 [読]
上橋菜穂子「香君」 [読]
米澤穂信「黒牢城」 [読]
堀川惠子「暁の宇品」 [読]
絵本「悲しみのゴリラ」 [読]
東野圭吾「透明な螺旋」 [読]
ディーリア・オーエン「ザリガニの鳴くところ」 [読]
いとうせいこう「福島モノローグ」 [読]
チェーホフ「ワーニャ伯父さん」 [読]
佐藤賢一「最終飛行」 [読]
ハンナ・ティンティ「父を撃った12の銃弾」 [読]
河合香織「分水嶺 コロナ対策専門家会議」 [読]
テレビによく登場する、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長には警護がつけられているという。飲食店の営業時間制限や酒類提供禁止の政策に対する逆恨みが多いらしい。
まもなくオリパラが始まるが、その尾身会長が「このパンデミック下では、開催はあり得ない」と公言した。「御用学者」と思っていた不明を恥じ、襟を正して読んだ本。
現在の分科会の前身となるコロナ対策専門家会議が昨年2月に設置され、7月に解散するまでのドキュメント。作者の意見は極力抑えられ、専門家たちの言動が時系列に綴られている。
彼らがいかに真摯に取り組んできたか、そしてその成果が充分に政策に生かされない状況が明らかにされる。
いったいこの先、コロナはどうなっていくのだろう。
まもなくオリパラが始まるが、その尾身会長が「このパンデミック下では、開催はあり得ない」と公言した。「御用学者」と思っていた不明を恥じ、襟を正して読んだ本。
現在の分科会の前身となるコロナ対策専門家会議が昨年2月に設置され、7月に解散するまでのドキュメント。作者の意見は極力抑えられ、専門家たちの言動が時系列に綴られている。
彼らがいかに真摯に取り組んできたか、そしてその成果が充分に政策に生かされない状況が明らかにされる。
いったいこの先、コロナはどうなっていくのだろう。