2012年05月07日 - 観 子どものころ両親と一緒に暮らせなかった文豪が、父親の死を機に、母が老いていくことと向き合うことになる。親に捨てられた、という想いをぶつけようとするが、痴呆が進み家族のことはわからない。それでも、死が近くなったとき、子どもの思い出は忘れていなかったことが明らかになる。まあ、それだけの映画だ。暮らしぶりへのやっかみが入ってしまった。しかし、樹木希林の恍惚ぶりは絶品だ。こんなに上手い役者だったとはなあ。