「はやぶさ」と聞くと未だに心が騒ぐ。感激の帰還からもうすぐ2年になるが、今日はちょうど9年前に地球を出発した日である。
この「はやぶさ」計画の責任者が書いた何冊目かの本だ。副題に「描かれざる想いと真実」とあり、マスコミ報道やこれまでの4本の映画で紹介されなかった事柄や間違い、プロマネとしての考え、これからの夢が述べられている。
大きなプロジェクトを迅速に進めなければならないリーダーとしては、ベストは捨ててセカンド・ベストを受け容れることが大事という。朝の湯沸かしから神頼みまで、人事を尽くすとはこういうことなのだな。
ばかげた議論を経てようやく「はやぶさ2」が予算化されることになった。2014年の打ち上げが待ち遠しい。