2012年08月25日 - 読 廃校になる高校が最後の卒業式を迎える。それに臨む7人の少女の物語。ちゃらちゃらした薄っぺらい恋愛小説かと思いきや、なかなかどうして、人を想う気持ち、思いやる心がよく書かれている。中でも、障害を持つ同級生との別れの章が秀逸だ。高校を卒業したのは遙か昔のことだが、久しぶりにあれこれ思い出した。