子どもの虐待をテーマにした5編の小説。
再婚した親に満足食べさせてもらえない子どもと向き合う小学生の教師。
自身が虐待されながら、我が子を同じ目に合わせてしまう母親。
虐待されている子どもと友達になった我が子を見守る父親。
障害を持つ子と痴呆の始まったおばあちゃんの交流。
虐待された母親の面倒を見ることになった娘。
辛い話ばかりだが、望みを示してくれているようにも見える。