2019年10月10日 - 観 1980年代、架空都市ゴッサムシティで介護の必要な母親と二人で暮らす男。障がいを持つが、ピエロとして働きながらコメディアンになることを夢見る。母から「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」と教えられた、その彼が殺人鬼となっていく姿が描かれる。後の正義の味方バットマンは子どもとして登場する。見終わって夢も希望もない。暗澹たる気持ちになる。弱者と強者に分断された現代そのものの世界が示される。忘れられない映画の一つになった。