夕方、今年生まれと思われるシジュウカラが庭にやってきた。盛んに何かをつついている。いなくなってから出てみると、羽化中のセミだった。
ここで暮らして25年、初めてのことだ。セミは何年地中で過ごすのだったか、感慨深い。
家人にも見せようと呼ぶと、「餃子の木だあ」と言う。喰われたセミの上を見ると、ほったらかしの梅の木に抜け殻が鈴なり。
なんとまあ。