2013年07月22日 - 観 堀辰雄の「風立ちぬ」を読んだのは二十歳の頃だったか。この歳になってスタジオジブリの作品で観られるとは、うれしいというか、懐かしいというか、しみじみとするというか。零戦を造った堀越二郎を主人公にして新しい物語に仕上がった。大胆な時間の省略が効いている。当時の閉塞感と現代と、何とよく似ていることか。「いざ生きめやも」。