「忠臣蔵」と聞くと心が騒ぐ。これは歴史学者が書いた本。
これまで小説を読んだり、映画やドラマで見た浪士達のエピソードについて、出典となった史料が紹介されている。
作家や脚本家達はそれらを踏まえて、ほぼ正確に書いてきたのだなと改めて感心した。ただ、それ以外に新しい点が見られなかったのが物足りない。
折しも、寺坂吉右衛門を主人公にした「最後の忠臣蔵」の再放送が始まった。楽しみだ。