大岡信さんが亡くなった。詩作や評論などで著名な方だったらしいが、私にとっては何よりも「折々のうた」のコラムニストとして大好きな人だった。
全国紙の1面に毎日、俳句や短歌が載る、それらのうたについてただ解釈するのではなく、読む者が想像を膨らませるコラムを書いてくれた。10年前に終了したときは本当にさみしかった。
連載は昭和54年開始ということだから27歳の時だった。それから30年近く楽しませてもらった。おかげで俳句や短歌がとても好きになった。合掌。