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宮部みゆき「魂手形」 [読]

三島屋は江戸の袋物屋で、風変わりな百物語をしていることで知られる。晩に大勢が集まって怪談を披露するのではなく、一人の話し手が奇っ怪な物語を主人公の富次郎だけに話す。
そのシリーズの7冊目となる今回は、火消しで名高い藩の秘密「火焔太鼓」、屋台で団子を売る娘の母親の「一途の念」、恨みを持って死んだ魂を成仏させる「魂手形」の3話。
いつものことだが、この人の頭の中には一体どれだけのアイデアが詰まっているのだろう。
「魂手形」の最後には、富次郎の前の聞き手だった従妹おちかにかかわる亡霊も出てきて、物語はまだまだ続く。

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