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ラーラ・プレスコット「あの本は読まれているか」 [読]

後にノーベル賞を受けた、旧ソ連の作家パステルナークが書いた「ドクトル・ジバゴ」。ロシア革命を批判する作品であると見なされ、母国で出版の見込みがない。
冷戦時代のさなか、アメリカがこの本を、体制の攪乱に利用しようとソ連での流通を画策する。
CIAの女スパイたちの暗躍とパステルナークたちの苦悩が交差して綴られていく。男にはわかりにくい機微もあるが、最後の最後までなかなか面白かった。

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今年の巣はデカい [鳥]

ツバメが抱卵に入った。13日に初卵を産んで、今年は4卵だ。いつも5個か6個なので、やはり開始が遅いことも関係あるのだろうか。
6日頃に巣の外形が完成し、産座用の草を敷いた後、改めて土を縁に1センチほど積み足した。初めての子育てらしい。
例によって、最初の頃はコシアカがちょっかいを出しに来ていて心配したが、なんと追い払ったようだ。
予定日は今月末だ。うっとうしい世の中だが、楽しみだ。

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映画「ANNA/アナ」 [観]

映画館も解禁になったが、ガラガラだ。席は前後左右が空くように、当日分のみ販売されている。自動体温測定機の前を通って入場する。大阪府のコロナ追跡システムはまだ導入されていない。
緊急事態宣言前に予告されていた多くの作品は公開が遅れるようで、古い作品が並ぶ。そんな中でこれは新しい。
KGBの凄腕女スパイの話。最初から終わりまでアクションシーンが続きスカッとする。どんでん返しまで、全く先を予測させないで面白かった。少し時代を古く設定しているのは、よりリアルさを出したかったということなのだろうか。

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伊東潤「茶聖」 [読]

市立図書館が解禁になったが、椅子はすべて撤去されている。雑誌や新聞もゆっくり読めず、滞在時間も30分以内とされているので、書架を巡るのもままならない。
手に取って借りなかった本は消毒用の箱に入れる。現実的には予約した本の受け取りに限られてしまい、本の倉庫と化して、くつろげる場所ではなくなった。当分はやむを得ないことなのだが、楽しみがまた一つ減った。
この本は、武力で全国平定を目指す豊臣秀吉に対し、茶の道を広げることで静穏な世の中を目指した千利休との確執を書いた小説。大がかりだが、妻との会話など鼻について白々しい。

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ツバメ来る2020 [鳥]

ツバメが巣作りをはじめた ^o^/
4月の初めにガレージに来て、楽しみにしていたらそれっきりになってしまい、今年はだめかと思っていた。2、3日前から出入りしていたのが、今日から巣を作り始めた。
こんなに遅いのは珍しい。おそらく、春一番にはうまく繁殖できなかった子たちが、新しい場所でもう一度トライし始めたのだろう。
コロナ禍でうっとうしい中、とてもうれしい。なんとか2年ぶりに成功して欲しい。トイレの編戸越しにに楽しませてもらうのだが、やはり写真にはきれいに写らない(何を贅沢な)。

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