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東野圭吾「透明な螺旋」 [読]

警視庁の敏腕刑事と、その友人の物理学者が殺人事件を解決するガリレオシリーズの新作。
漂流している射殺死体が発見され、行方不明として届けが出されていた者とわかる。しかし、届け出た女が消息を絶ち、誰かと一緒に逃亡しているような事態になる。
今回は事件に関連する超常現象は起きず、ガリレオ博士は全く思いもよらない形で登場する。題名の意味を予感させるプロローグから一気に読ませられ面白かった。少々「軽い」感じは残ったが。

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がんばれ瀬戸熊 [思]

麻雀Mリーグのスター選手の一人、瀬戸熊直樹が自身の所属する日本プロ麻雀協会のトップクラスA1から陥落した。
昨日行われた逆転を目指した最終節、開始の東1局で親満をツモった。指先が震えていて、このトッププロにしてこの緊張なのかと感動した。しかし、続いて聴牌した七対子の待牌が疑問手でアガリを逃し、しかも終盤にその牌でオリ打ちするという、今期の不振を象徴する試合となり、奇跡の残留は叶わなかった。
同じMリーガーで金切り声をあげて一人しゃべりまくる某Oとは違い、解説のときも穏やかで対局者への敬意を忘れない、好きな選手だ。
勝負の世界、51歳という年齢でもあり、下から上を狙うギラギラした者たちの中で停滞すると再起はより遠のく。なんとか1年で戻ってきて欲しい。
「僕自身の色々な慢心や油断が招いた結果なので、自分としてはここからが真価を問われる戦いになると思ってます。今1番に思う事は、また皆さんに心から応援してもらえる麻雀打ちになります」(瀬戸熊直樹twitter)

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延命寺探鳥会 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会が行われた。南海電車「三日市町」駅から、延命寺を経由して「千早口」駅まで歩くコース。少々疲れた。
雨模様の天気予報がいい方に外れて、風もなく暖かかった。案内してくれる担当者の仕事の都合で、平日の開催になった。参加者が減るかもしれないと思われたが、16名が集まって下さった。参加される方のご都合もあるだろうが、今後も平日開催は増えることになりそうだ。
今日のハイライトはモズが「はやにえ」をつくるのをゆっくり見られたことだろうか。葉が落ちた高木の天辺で、モズが芋虫を枝先に突き刺す様子を参加者全員がしっかり見ることが出来た。私も初めてだ。
遊水池にはハシビロガモなど4種が来ており、猛禽類はクマタカは出なかったが、ハイタカが低く頭上を帆翔するのを見られるなど、合計34種を観察した。

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ディーリア・オーエン「ザリガニの鳴くところ」 [読]

今より露骨な人種差別時代のアメリカ、ノースカロライナ州の海辺の湿地が舞台。町の中心部から外れたその場所には、貧しい人々が集まる。
「湿地の少女」と呼ばれる主人公は親、きょうだいに捨てられ、小さな店を営む黒人夫婦に助けられながら、自然の中で一人ひっそりと生きる。
学校に行けない彼女に字を教えてくれる少年がいて恋を知るが、彼が進学のために去り、町で評判のプレーボーイが近づく。そして事件が起こる。
愛の物語としても、サスペンスとしても実に面白かった。
全編にわたって自然の素晴らしさが綴られ、野鳥が魅力いっぱいに登場する。

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