SSブログ

カズオ・イシグロ「クララとお日さま」 [読]

日本出身(変な言い方)ノーベル賞作家の新作。
未来の格差社会では、子どもの養育のためにも人工知能を搭載したロボットが使われる。その一つのクララは病弱の少女ジョジーの「人工親友」として買われる。
学習能力に優れたクララが、ジョジーや周囲の人たちに受け入れられ、別れが来るまでの物語。サスペンス風に綴られ、一気に読まされる。
生きるとはどういうことなのか、ロボットのクララの「生き様」を通して、深い感動を与えてくれる。素晴らしい小説に出会った。

klalasun.jpg
nice!(0)  コメント(0)