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映画「ラ・ラ・ランド」 [観]

女優を目指す娘と、ジャズの店を持ちたいピアニストの男のラブストーリー。
女はオーディションに落ち続け、男は生活のために意に反したバンドに入って弾く。やがて夢を叶えた二人は、という切ない話しだが、そんなものさと思ってしまうのは老いた証拠なのだろう。

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鳥類学講座「日本イヌワシの生態とその保全」 [鳥]

昨日は日本バードレスキュー協会、日本野鳥の会兵庫、及び日本野鳥の会大阪支部が共催した講座に行ってきた。
日本のイヌワシは森林でしか暮らせず、冬は葉の落ちた雪山でウサギを捕り、葉の茂る夏はわずかな樹幹の隙間でヘビをを捕って暮らすという。全国で192つがいしか存在せず、一匹狼を見積もっても500羽しかいない絶滅危惧種。
その生態と保全策について、新潟大学で13年間研究を続けておられる、布野隆之さんの講演を聴いた。1日山にこもって、見られるのは一度ということが普通らしい。実際の調査方法を聞いて、気の遠くなる思いがした。
その上で、保全策は1つがいごとに違うという。「ダーウィン」でやっていた、森を切り開くというのは人工林だけに適用できるらしい。実に感銘を受けた。

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映画「マグニフィセント・セブン」 [観]

黒澤明の「七人の侍」、ユル・ブリンナーの「荒野の七人」に続く、となれば話しは単純、明快。
悪者は開拓者の土地を奪う金採掘の成り上がり。抵抗して殺された男の妻の依頼を受けた、賞金稼ぎが仲間を集めてやっつける、というもの。
勧善懲悪、スカッとする。映画はこれが一番。

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宮部みゆき「三鬼 三島屋変調百物語四乃続」 [読]

この人の頭の中は一体どうなっているのだろう。次から次へと新しい物語を生み出して、少しもマンネリにならず、しんみりさせて登場人物を応援したくなる。
今回は江戸時代が舞台。若い娘が商家の一室で、恐ろしい経験を抱えた人が死ぬまでに吐き出したい話を聞く、というもの。
あの世とこの世をつなぐ宿、料理人にとりついた霊、間引きを引き受ける鬼、商家の守り神、の4話からなる。前に3話があるらしい。

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2017日本ジュニア室内陸上競技大阪大会 [観]

中学3年の甥っ子が男子60Mに出場した。それだけでもびっくりしたのに、ファイナリストになった!
今日は朝から1日楽しませてもらった。春からは陸上部が熱心な高校に誘われて行くらしい。がんばれば秋の国体にも、少年の部の県代表で出場できるかもしれないそうだ。そしたら旅行を兼ねて応援に行ける。また楽しみが増えた。
それにしても、うちは足が遅い家系だったのにどこでDNAが入れ替わったのだろう。

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映画「沈黙-サイレンス-」 [観]

江戸時代、キリスト教が弾圧される中で、信者たちの受難を目の前にして宣教師たちが「転向」していく姿を描いたもの。
遠藤周作の原作を読んだのはン~十年前、まだ多感なころだった。「神」を信仰する、ということが分からなかったものだが、今回もやはり分からなかった。監督は巨匠と呼ばれているらしいが、今の時代にこのような作品を送り出す意図は何なのだろう。
それはさておき、脇を固める日本人の俳優たちの演技はすばらしい。

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