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映画「1917」 [観]

第一次世界大戦のイギリス対ドイツの最前線。通信の途絶えた味方へ伝令を届けるために、二人のイギリス兵が戦場の中を走ることになる。
次々に困難が降りかかるのだが、最初から最後までこれが一度もカメラが途切れない。シーンの切り替わりがない。つまりワンカットなのだ。
もちろん実際にはそんなことは不可能だから、別々に撮ってつなぎあわせるのだろうけれど、一体どうやって製作したのだろうか。驚きの一言だ。
内容自体よりも、そちらの方が気になって、とっても疲れた。

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黒川博行「桃源」 [読]

所轄でオレオレ詐欺の捜査に追われるノンキャリ刑事と、不祥事で府警本部から飛ばされたキャリア刑事。このコンビが新たに担当することになったのが沈没船詐欺。
九州沖に中国の明清時代の交易船が沈没している。そこから財宝を引き上げて大もうけする。そのための費用と称して騙しとるという、トレジャーハンティング詐欺。
二人の絶妙の会話と、リアルに書かれたなじみ深い大阪の各地。とっても面白かった。是非、シリーズ化して欲しい。

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「未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい」 [思]

中島みゆきの「ファイト!」に次のフレーズがある。
『私、本当は目撃したんです 昨日電車の駅
 階段でころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
 私、驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
 ただ恐くて逃げました 私の敵は私です 』

まだ勤めていた十数年前に似たような経験をした。虐待の報道があるたびに思い出し、後悔する。
父親の暴力で死亡したとされる栗原心愛ちゃんの裁判が始まるのを機に、おばあちゃんが記者会見し、心愛ちゃんが亡くなる3カ月前に書いたという、自分あての手紙を公開した。胸が詰まる。

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映画「ナイブズ・アウト」 [観]

老いた大金持ちの流行作家が喉を切った死体で見つかる。自殺か、他殺か?
有名な私立探偵が調査に入る。警察がいるのに、なんてことは置いておいて子や孫たち全員が怪しい。
謎解き映画というと、一瞬のカットの見逃しで訳がわからなくなることがよくあるが,、この映画は筋がわかりやすい。そのうえで、最後まで全体がわからない。
とても上質なミステリーだ。面白かった。ただ、題名の意味がわからない。英語特有の言い回しなのだろうか。

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佐々木譲「抵抗都市」 [読]

1910年代の架空都市・東京。来日したロシア皇太子暗殺未遂事件をきっかけにロシアの属国となっている。
川で身元不明の死体があがる。日露戦争から復員して警視庁の刑事となった男が、地元警察署の老刑事と共同で捜査に当たる。
ロシアの支配から独立しようとする複雑な背景の中で、刑事たちは被害者がスパイであることを突き止め犯人に迫る。
壮大な設定だが、最後はただの捕物帖で終わってしまい、いまいち物足りなかった。

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天野街道探鳥会2020冬 [鳥]

今日は河内長野野鳥の会の探鳥会に行った。ぽかぽか陽気の中を、女人高野とも呼ばれる天野山金剛寺から、天野川沿いの道を寺ヶ池まで8kmほどを歩いた。
今年は冬鳥が少ないように思う。今日も始めのうちは鳥がいなくて、どうなることやらと心配しはじめたらノスリ、ジョウビタキ、ビンズイと続けて出てくれて盛り上がった。探鳥会なので、参加者全員が見られるのが一番うれしい。
最後はタシギのおまけ付きで、鳥合わせは40種。参加者は16名だった。

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