SSブログ

滝畑ダム探鳥会も中止 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会がまたも中止になった。
オシドリと、オオタカやクマタカなどの初鷹を楽しむ新春恒例の探鳥会だが、残念だ。
毎奇数月に役員会で向こう2ヶ月の探鳥会を決定する。そして、中止することが4度目になった。仕方のないこととはいえ、ハガキを出すのももう疲れた。
コロナは収束の目途どころか、拡大が深刻になってきた。ここは野鳥の会としての活動は1年間中止すべきではないか。

chushi201229.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

方方「武漢日記」 [読]

コロナの拡大が止まらなくなってきた。
今年初めて新型コロナウイルスの感染がわかり、都市封鎖された中国の武漢。そこに住む作家が封鎖中の2ヶ月にわたって日記を書いた。
作家は反体制派と見なされているらしく、ブログに書いてはしばしば検閲官に削除されるが、その都度友人たちが違うやり方で発表を続けてきたらしい。そのおかげで、多くの人が日記を読むことが力になったらしい。
彼女は政府の隔離政策に全面的に同意し、従順に自粛生活を送っている。その中で、被害に合った人たちに思いを寄せ、家族の心配をし、友人の医師たちから仕入れた状況を毎日書いていく。
そして、初期に感染の防止に努力しなかった役人と、誤った判断をして多くの感染者を出しながら開き直る医者たちを痛烈に批判する。そこが検閲されるのだろう。
ネット社会の功罪がよく言われるが、このように書き、読まれるのはすばらしい。

bukandiary.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

祝・はやぶさ2カプセル帰還 [思]

小惑星りゅうぐうの砂を採取したはやぶさ2のカプセルが無事に帰還した。うっとうしい世の中で、久々に心が晴れる。
10年前の初号機は、トラブル続きで傷だらけの帰還となり、カプセルを送り届けるようにして燃え尽きた。あのときの映像はいまも目に焼き付いている。
とても話題になり、映画も3本は作られたのではなかったか。今年亡くなった竹内結子も主演していたなあ。
それと比べれば、傍から見れば今回はとても順調に進んだように見えるが、現場は大変だったろう。本当におめでとうございます。ご苦労様でした。ありがとう。
はやぶさ2は新しい小惑星に向かっているという。到着は11年も先らしい。はたして見届けられるだろうか。もう少し頑張るか。

hayabusa2return.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

河内長野野鳥の会探鳥会がまたも中止 [鳥]

昨夜、大阪府知事がコロナ対策として、府民に外出自粛を要請した。医療の非常事態だという。
第1、2波が過ぎた後、都構想に力を入れ、肝心な方が後手に回ったという批判もあろうが、今さら言っても後の祭りだ。
探鳥会自体は感染拡大の恐れは少ないとはいうものの、要請が出た以上、任意団体とはいえ活動を続けるのは難しい。
11月に探鳥会を再開したばかりだが、12月の行事は中止となった。1月には再開できるよう願うばかりだ。

chusi20201204.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

エリフ・シャファク「レイラの最後の10分38秒」 [読]

イスタンブールで暮らしたある娼婦の物語。
第二次大戦後、トルコで二人の妻を持つ男の最初の子として産まれたレイラは、理不尽にも実母と違うもう一人の妻の子として育てられ、長じては父の弟に乱暴される。
家出してイスタンブールに出るが、待っていたのは娼婦としての生活だった。そして、最期は頻発する娼婦殺しの被害者の一人となった。
ある研究によると、心臓が動かなくなってから脳波が停止するまで10分38秒かかった例があるという。それを踏まえて、殺されてから意識がなくなるまでの間にレイレが人生を思い返す形で、トルコの歴史を絡めて物語が進む。
これでは救いようのない話に見えるが、全くそうではない。5人の友達が登場し、レイラがいかに一生懸命に生きたか、そして最後は救われる姿が描かれる。
このような本は自分では見つけられない。新聞の書評で知ったのだが、印象深い一冊になった。

leiladeath.jpg
nice!(0)  コメント(0)