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クリス・ウィタカー「われら闇より天を見る」 [読]

無法者の血筋で父親を知らない13歳の少女ダッチェスは、6歳の弟ロビンの面倒を見ながら、薬物とアルコールに溺れる母親スターと暮らす。
そんな彼らを見守るのが警官ウォーク。生まれ育ったカリフォルニアの海岸街でひとり治安を守るが、親友ヴィンセントが過去にひき逃げ事件を起こし、出所を待ちわびる。
そして、ヴィンセントが帰ってきた後、新たな悲劇が発生する。
原題は「人は終わりから始める」。犯罪小説なのだが、絶望の中で生きるしかない人々と、彼らを支えようとする人たちが愛情あふれる筆致で綴られていく。
この小説は多くの人に知って欲しい。紹介してもらった幸運に感謝し、こころから思う。

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