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永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」 [読]

いい小説を読むと心が澄む。
江戸は木挽町にある芝居小屋の横で、若侍が父の仇討ちを果たす。それを「見届けた」5人の小屋職人がいた。彼らの「証言」から、事の顛末が明らかになり、そして彼ら職人達の生き様が綴られる。
心にしみる、のではなく鷲づかみにされ、そして癒やされる。この本は山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞したが、できることなら本屋大賞も取って、より多くの人に知ってもらいたい。

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