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吉田修一「森は知っている」 [読]

「太陽は動かない」は太陽光発電を巡る産業スパイの物語だった。スパイの胸には時限爆弾が埋め込まれている、といった奇想天外の話だったが、それ以外は本物みたいで面白かった。
その主人公、鷹野一彦が産業スパイとして誕生した物語。今度は水道事業の民営化を巡るスパイ小説。「太陽は・・」の前日譚になる。
高校生がスパイになる、というこれも奇想天外の設定だが、それ以外はやはり本物に感じられる。とても面白かった。

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