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マーギー・プロイス「ジョン万次郎」 [読]

幕末、新しい時代を開くために活躍した中浜万次郎。
土佐沖で遭難した漁民の「ジョン・マン」の若き時代を、アメリカ人女性の児童文学家が小説仕立てにしてくれた。
救助してアメリカで生活させてくれた船長をはじめ、数多くの幸運に恵まれると共に、本人がいかに前向きに生きようとしたかが書かれている。彼が遭難した年代にあたる中学生にぜひ読んで欲しい本だ。
各章の扉に「葉隠」が引用されていて驚く。とても親日家なのだろう。

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