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冲方丁「光圀伝」 [読]

黄門さまは瞬間湯沸器だったという。題名通り、水戸光圀の生涯を書いた作品だ。
藩主の世継ぎの座を獲得する幼少期から始まって、破天荒の青春、多くの別れ、儒学と詩文への傾倒、藩主の苦悩、親としての喜びから死まで綴られる。大部だが飽きない。
テレビドラマは欠かさず見てきたが、まったく新鮮な気持ちになった。

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