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高城 高「夜明け遠き街よ」 [読]

1980年代のバブル最盛期に、札幌ススキノのキャバレーで副支配人として活躍した「黒服」の物語。
実在した敏腕がモデルだそうで、客のあしらい、ヤクザの対応、ホステスとの関係など、なかなか面白い。
宣伝に拠れば、作者は50数年前に日本ハードボイルド小説の嚆矢とされる作品を発表した後、長く沈黙し、数年前に復活したという。この作品を発表した今年で77歳、というから驚く。
ただ、今どきの若い人たちはこういう小説は読むのだろうか。

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