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「こげらつうしん」2014年8月号 [鳥]

河内長野野鳥の会の探鳥会の予定が発表された。
 *9月28日(日) 金胎寺山(こんたいじさん)
 *10月5日(日) 国城山(くにぎさん)
いずれもタカの渡りを目当てにしている。
気分はすっかり秋だが、厳しい夏の暑さはこれからが本番。なんとか乗り切らねば(^^;

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大関豪栄道誕生 [思]

大横綱白鵬が優勝回数を30の大台の乗せ、遠藤も何とか千秋楽に勝ち越し、大阪人豪栄道が大関を手に入れた。
場所前には予想もしなかった琴奨菊が頑張って面白い名古屋場所だった。優勝決定巴戦が見られなかったのは残念だが、そうそううまくはいかない。
ん、稀勢の里? そういう人もおりましたな。照の富士や逸ノ城のモンゴル次世代 がすぐ後ろに来ているぞ。しっかりしてくれよ。

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もしカワウがピンクだったら [鳥]

特定非営利活動法人法人日本バードレスキュー協会が開催した鳥類学講座「カワウ 生態と被害と保護管理」を聞きに行った。
鳥類学講座、ときくと敷居が高くて敬遠してきたが、今回は身近な話だったので初めて参加した。
養殖魚を食い荒らすことですっかり嫌われ者になったカワウについて、被害を抑え、かつ保護していく方法や考え方を聞くことができた。
講師の加藤ななえさんが言った「もし、カワウがピンクだったらねえ」というのは、なかなか含蓄があるなあ。

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いとうせいこう「想像ラジオ」 [読]

無念のうちに死んだ人は魂がこの世に漂ったままなのだろうか。
大震災で亡くなった一人の男が、ラジオのディスクジョッキーになって、被害に遭った人や残された人に語りかけるという物語。
生きている時間をいかに大切にしなければならないかを教えられる。本屋大賞にノミネートされなかったら、読むことはなかったろう。しみじみとした小説だ。

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映画「マレフィセント」 [読]

ディズニーアニメ「眠りの森の美女」を、オーロラに魔法をかけた邪悪のマレフィセント側から描いた実写版。
決まり切っているという物事も、反対側からの視点で見ると、まったく違う物語があるということだ。
映像がとても美しい。アナ雪もよかったが、それに劣らず面白かった。

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吉備高原のブッポウソウ [鳥]

〇〇バードのバスツアーでブッポウソウを見てきた。
日本野鳥の会岡山支部をはじめ吉備中央町をあげて保護活動に取り組んでおられる。二百数十の巣箱を架けるというのは大変なことだ。毎年取り外して掃除をしなければならない。
ちょうど今が巣立ちが間近くてよく見られる時期という。ここでブッポウソウの研究を続けておられる、大学院生のK女史が、繁殖しているうちの3カ所を案内して下さった。
7年前に河内長野野鳥の会の探鳥会で来たとき以来になるが、やはり美しい。特に今回はよく晴れていたので「森の宝石」を堪能した。もっとも、あのゲエッという鳴き声だけは今ひとつだが。

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なんでメッシやねん [思]

ワールドカップも終わってしまった。決勝戦も早起きして結局全部見た。
日本代表にはもう少しがんばって欲しかったが、世界は果てしなく遠いような気がする。それでも楽しい一月だった。
それにしても納得がいかないのは、準優勝のアルゼンチンのメッシが最優秀選手だということ。真ん中に立ってボールを待っていただけじゃないか。マスケラーノはじめDFの必死のがんばりに何の手助けもしなかった。ボールを受け取る動きもしないで、そのうえ2回も決定機を外した。
オランダのロッベンや、ドイツの年寄りクローゼの必死の走り回りを見習え。
何をカッカしてるんだろう(^^; 香川、しっかりせいよ!

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誘拐-ヒナを拾わないで [鳥]

知らない若い人が突然やってきて、自宅の前で足が折れて飛べない鳥を保護したが、夫婦共働きなので世話ができない、どうしたらいいだろう言う。
市内の人で、ネットで調べてうちにやってきたらしい。
折れているかどうか判断もできず、追い返すのもためらわれて、特定非営利活動法人・日本バードレスキューの方に相談した。
片足が少し不自然だが折れてはおらず、イソヒヨドリの巣立ち雛だった。やはり善意の誘拐だった。
流動食を強制給餌して、拾った場所に戻して下さることになった。まだ明日なら親が探しているはずだという。人は決して親の代わりはできない。
お忙しい方なのにまたよけいなお願いをしてしまった。

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高野街道探鳥会 [鳥]

河内長野野鳥の会の月例探鳥会。
すっかり暑くなって探鳥会には辛いシーズンに入った。それでも、21人も集まって下さった。
南海電車高野線の三日市町駅から河内長野駅までを歩く。旧高野街道の名所跡を通りながら鳥を探す。
鳥の影は少ない中を、イワツバメのコロニーやカワセミを楽しみ、最後は長野公園でコゲラの巣穴掘りを全員でゆっくり見て終了になった。

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渋谷典子「映画の人びと」 [読]

CMだ、インターネットだといっても、まだまだポスターの宣伝効果は大きい。特に映画なんかではシーンを切り取って役者をアップにするから印象に残る。
これはサブタイトルのとおり、映画撮影の現場でスチールカメラを担当した女性カメラマンの写真と文章による記録である。
撮影の様子やスター達の素顔がうかがえて楽しい。吉永小百合や高倉健はやっぱりすごいんだなあ。

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映画「太秦ライムライト」 [観]

名前は知らなくても、時代劇の派手な斬られ役といえば多くの人は知っているだろう。その福本清三がその役のままで主人公になった。チャップリンの日本版だ。
一人で斬られる稽古をする福本に、女優志望の少女が殺陣を教わりに来る。やがて少女はスターになり、福本は時代劇の終焉と共に最後の出演を迎える。
福本は斬られるだけではなく演技もすばらしい、とはお世辞にも言えない。でも、脚本がよく、普段は主役の人たちが脇を固めていて、しみじみと味わい深い。
「どこかで誰かが見ていてくれる」とは福本の自伝らしいが、人は死ぬまで努力だなあ。

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